電気ケトルは、お湯を沸かすのに便利な家電ですよね。でもその反面、やけどの危険性もあります。
特に、小さな子どもがいる家庭では、電気ケトルから熱湯がこぼれたり、蒸気で火傷したりする事故が多発しています。
また、幼稚園や小学1年生あたりでは、怖いものみたさでわざと注ぎ口をのぞいたり触ってみたりすることも。
このような事故は、命に関わるケースもあるという専門家の警鐘にもあるように、決して軽視できません。
そこで、この記事では電気ケトルでやけどをしないために、小さなお子さんや小学1年生の子どもがやけどをしないようにする方法や注意点について詳しくご紹介します。
電気ケトルの選び方や使い方、やけどの予防策や対処法などを知って、子どもの安全を守りましょう。
電気ケトルでのやけどの原因は？
電気ケトルは、お湯を沸かすのに便利な家電ですが、その反面やけどの危険性もあります。
特に、小さな子どもがいる家庭では、電気ケトルから熱湯がこぼれたり、蒸気で火傷したりする事故が多発しています。実際、都内では、電気ケトルから熱湯でやけどを負った0歳児の救急搬送が5年間で45人に上るという調査結果が発表されました。
引用：救急搬送データから見る 日常生活事故の実態 – 東京消防庁
この調査は、東京消防庁が行ったもので、電気ケトルのコードを引っ張ったり、保温機能を使ったりすることが事故の原因になっていることが分かりました。
このような事故は、命に関わるケースもあるという専門家の警鐘にもあるように、決して軽視できません。
電気ケトルの選び方は？
電気ケトルを購入する際には、やけどを防ぐために必要な機能や特徴に注目しましょう。以下に、おすすめのポイントをいくつか挙げます。
電気ケトルには、お湯が沸騰したら自動的に電源が切れるオートオフ機能や、お湯がなくなったら電源が切れる空焚き防止機能などのやけど防止機能が付いている製品があります。これらの機能は、お湯が高温になりすぎたり、蒸気が発生したりするのを防ぐので、やけどのリスクを低減できます。また、お湯の温度を調節できる温度調節機能は、お湯の温度を自分の好みや用途に合わせて設定できるので、やけどの危険性を減らすだけでなく、お茶やコーヒーなどの飲み物の味も良くなります。
電気ケトルには、二重構造のものがあります。二重構造とは、内側と外側にそれぞれ別の素材を使って、本体の表面が熱くなりにくくする仕組みです。例えば、内側にステンレス、外側にプラスチックやガラスなどを使った電気ケトルがあります。二重構造の電気ケトルは、本体に触れても火傷しないので、子どもの安全に配慮した製品と言えます。また、二重構造は、お湯の温度を長く保持できるというメリットもあります。
電気ケトルのサイズや形状も、やけどを防ぐために重要なポイントです。電気ケトルは、容量や重量、注ぎ口や持ち手の形状などによって、サイズや形状が異なります。電気ケトルを選ぶ際には、自分の家庭の人数や用途に合ったサイズや形状を選ぶことが大切です。例えば、小さな子どもがいる家庭では、容量が小さくて軽い電気ケトルや、注ぎ口が細くてお湯がこぼれにくい電気ケトル、持ち手が太くて握りやすい電気ケトルなどがおすすめです。これらの電気ケトルは、お湯を注ぐときに安定感があり、やけどの危険性を減らすことができます。
自分の家の環境と状況でぜひ一度考慮してみてくださいね。
電気ケトルの使い方は？
電気ケトルを使うときには、やけどを防ぐために以下のような注意点を守りましょう。
- 電気ケトルのコードや位置をチェックする
電気ケトルのコードが子どもの手の届くところにあると、引っ張って熱湯をかぶる危険性が高まります。電気ケトルを使うときには、コードを巻き付けたり、コードレスタイプの電気ケトルを使ったりするなどして、コードがぶら下がらないようにしましょう。また、電気ケトルの位置も重要です。電気ケトルを置くときには、子どもの目の届かない高い場所や、転倒や衝突の危険が少ない安定した場所にしましょう。電気ケトルが倒れたり、ぶつかったりすると、熱湯がこぼれたり、やけどをしたりする恐れがあります。 - 電気ケトルの保温機能を使わない
電気ケトルには、保温機能が付いているものがあります。保温機能は、お湯の温度を一定に保つことができるので、便利な機能ですが、やけどの危険性もあります。保温機能を使っていると、電気ケトルの本体や注ぎ口が高温になったり、蒸気が発生したりすることがあります。これらは、子どもが触れたり、近づいたりすると、やけどをする原因になります。電気ケトルを使った後は、必ず保温機能をオフにしましょう。また、保温機能を使わないタイプの電気ケトルを選ぶこともおすすめです。
やけどの予防策や対処法は？
電気ケトルを使うときには、やけどを防ぐための対策や注意点を守ることが大切ですが、万が一やけどをしてしまった場合には、どのように対処すればいいのでしょうか。
やけどの種類や程度によって、治療法やケア方法が異なります。
以下に、やけどの予防策や対処法について、簡単にまとめます。
やけどを防ぐためには、電気ケトルの選び方や使い方に注意することが基本ですが、それだけではなく、子どもの教育や監督も重要です。子どもには、電気ケトルの危険性や正しい使い方を教え、触らないように注意しましょう。また、電気ケトルを使うときには、子どもの様子を常に見守り、離れないようにしましょう。さらに、やけどの応急処置や救急搬送の方法を事前に学んでおくことも大切です。やけどの場合には、素早く正しい対処をすることが、回復や予後に影響します。
やけどをした場合には、まず、やけどの部位を流水で冷やすことが最優先です。流水で冷やすことで、やけどの深さや広がりを抑えることができます。流水で冷やす時間は、やけどの程度によって異なりますが、一般的には、10分から30分程度が目安です。ただし、流水の温度は、冷たすぎないように注意しましょう。冷たすぎる水は、やけどの部位の血流を悪くしたり、低体温になったりする恐れがあります。流水で冷やした後は、やけどの部位を清潔なガーゼや包帯で覆い、消毒や保湿を行いましょう。やけどの程度によっては、病院での診察や治療が必要になることもあります。やけどの部位が広い場合や、水ぶくれや黒ずみがある場合、痛みや発熱がひどい場合などは、速やかに医療機関に相談しましょう。
まとめ
電気ケトルでのやけどの原因は？選び方や使い方やけどの対処法も解説についてまとめると、
万が一触ったり転倒させたりしてもやけどの可能性の低いものを検討する、コードなどは引っ張らないように手の届かない場所に置くのとともに、子供に危ないことを教えるのも大切です。
また、もしやけどを負ってしまったときに慌てないために、事前の対処法も知っておくと安心です。
電気ケトルの選び方や使い方、やけどの予防策や対処法などを知って、子どもの安全を守りましょう。
電気ケトルを使うときには、常に注意を払い、子どもの様子を見守ることが大切です。
電気ケトルは、お湯を沸かすのに便利な家電ですが、やけどの危険性もあります。
子どもの安全を守るために、電気ケトルの選び方や使い方、やけどの予防策や対処法についてぜひ参考にしてみてくださいね。
